DTPに必要なソフト

 DTPをするためには最低限、「レイアウトをするためのソフト」「作図をするためのソフト」「画像を編集するためのソフト」が必要になります。これら三種類のソフトをDTPの三種の神器などともいわれ、画像を編集するためのソフトにはAdobe Photoshop、作図はAdobe Illustratorが主に使われています。Illustratorはページ数の少ないレイアウトなどにも使われていますが、書籍や雑誌などのようにページ数の多いドキュメントの作成にはレイアウトソフトが欠かせません。しかし、レイアウトソフトはこれが主流というものがありません。
 これまではQuarkXPress 3.3Jというレイアウトソフトが主に使われていたのですが、すでに10年近くも前に発売されたバージョンでメーカーのサポートも終了していますし、現在は店頭などで購入することが不可能なことから、QuarkXPressの新しいバージョンである4.1やAdobe InDesignなどが使われています。
 MacintoshをベースにしたDTPシステムでは、今後のことを考えるとMac OS XをプラットフォームとしたDTPシステムにしなければならないため、主流になると有力視されているのはAdobe InDesignです。しかし、何が主流とかではなく、選択肢がある場合には作成するドキュメントの性格や作業方針にあわせて最適なソフトを使い分けることが重要です。また、今後はMacintoshとWindowsでの共同作業も考慮した互換性についても考えていかなければなりません。それらを考慮したうえで、最適なソフトを使い分けることが求められてきます。
 さらに、アプリケーションだけでなくフォントについても考慮する必要があります。DTPでは長いあいだOCF形式のPostScriptフォントが使われてきましたが、MacintoshとWindowsの互換性や利便性を考えるとOpenTypeフォントの利用がもっとも効率的かつ現実的です。しかし、これまでに作成されてきたデータ資産を考えるとCID形式のPostScriptフォントが必要なケースもまだまだあります。
 どちらのフォントを利用するにしろ、DTPをするうえでフォントがもっともコストがかかります。今後のことを考えると、新たに増設するDTPシステムや新規で作成するデータはそろそろOpenTypeに絞り込んで運用するのがベストだと思います。(フォントについては別途解説します)